自動車産業や鉄鋼加工産業などで、鋼板のような強磁性製品を持ち上げたり、つかんだり、位置決めしたりするために、当社は電気的に切り替え可能なマグネット・グリッパーを開発しました。このシステムは圧縮空気を必要とせず、空気圧で制御される現世代のマグネット・グリッパーを補完します。
このツールはロボットやマニピュレーターに取り付けることができ、ピック・アンド・プレイス作業中でも、一度把持した鋼板やその他の製品をしっかりと保持します。エネルギー効率に優れたマグネットシステムは、停電や緊急停止、故障の際にもプロセスの安全性を確保する、双安定設計を採用しています。
そのメカトロニクス設計により、安全なE-グリッパーは低エネルギー消費で、現世代のマグネット・グリッパーで必要とされる、高価な圧縮空気を必要としません。グリッパーには可動部品がないため、耐摩耗性に優れています。1,000万サイクルでも問題ありません。ロボットアームやマニピュレーターなどへの取り付けは、プラグアンドプレイ設計と取り付けマニュアルのおかげで簡単です。このアニメーションをご覧ください。
フェイルセーフ、信頼性、エネルギー効率
前述の通り、E-Gripperは永久磁石によるバイステーブルです。つまり、停電や緊急停止、誤動作が発生した場合でも、把持された製品はその場所に保持されます。マグネットグリッパーは高い加速度でもワークをしっかりと保持します。メカトロニクスE-グリッパーには可動部品がないため、プロセスの信頼性が高くなります。低い接続電圧(DC24V)と最小限の消費電力(スタンバイ時0.5W未満/350msのスイッチングパルス時100W未満)により、E-グリッパーはエネルギー効率に優れています。
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