はじめに
本装置は、水槽蒸発、加熱、乾燥、冷却、恒温秤量までの一貫したシステム設計がなされています。試験工程は、人手を介さず全自動で行われます。
精製水、医薬品包装材、食品包装材、タバコの吸殻、化学試薬などの分野で、不揮発分、蒸発残留物などの移行試験を行うのに適しています。
また、固体試料の含水率、乾燥減量などの項目や、水質検査における全溶解固形分試験などにも応用できます。
試験原理
- 自動供給装置の溶剤収納皿に被検液を入れ、空カップを設定温度で加熱・冷却・計量します。
- 一定の重量値になるまでこの操作を繰り返す。
- 浸漬液の沸点以下の水浴上で蒸発乾固させる。空洞部を105℃に加熱し、乾燥させ、冷却する。
-蒸発皿の冷却後、天秤で定重量を判定し(感度は 0.01 mg)、プロジェクトの定重量の要件を満たして実験終了とする。
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