InGaAsカメラ C12741-11は、640画素×512画素のInGaAsセンサを搭載した近赤外カメラです。センサをペルチェ冷却(-70 ℃)することにより暗電流を抑え、画質を向上させるとともに、長時間露光を可能としています。
CCDやCMOSカメラでは撮像できない近赤外領域の微弱な光をS/Nよく取得可能で、太陽電池の評価や光通信用デバイスの解析に適しています。
特長
• 画素数:640画素×512画素
• ペルチェ冷却(-70 ℃)による低暗電流(水冷時)
• 空冷モード/水冷モード切り替え使用可能
応用
• 太陽電池のEL発光観察
• 半導体内部観察
• 光通信用デバイス解析
• 生体内非侵襲観察
• 文化財観察
仕様
• 型名 : C12741-11
• 撮像素子 : InGaAsセンサ
• 有効画素数 : 640(H)×512(V)
• 画素サイズ : 20 μm×20 μm
• 有効素子サイズ : 12.8 mm(H)×10.24 mm(V)
• 飽和電荷量 : 300 000 electrons
• 読み出し速度 : 7.2 フレーム/秒
• 読み出しノイズ : 500 electrons (rms : typ.)
• 露光時間 : 138.5 ms 10 s(ローリングシャッタ)
• 100 μs 10 s(グローバルシャッタ)
• 冷却方式 : 強制空冷、水冷
• 冷却温度 : - 60 ℃(強制空冷)
• - 70 ℃(水温:+25 ℃)
• 暗電流 : 300 electron/pixel/s (空冷 (冷却温度:-60 ℃) typ.)
• 130 electron/pixel/s (水冷 (冷却温度:-70 ℃) typ.)
• ビニング読み出し : 2×2/4×4
• 外部トリガモード : エッジトリガ、レベルトリガ、スタートトリガ