エタロニング特性を改善、素子温度を一定に制御
分光器用に設計された裏面入射型CCDイメージセンサです。エタロニング特性の改善を行い、低ノイズタイプ (S11850-1006-01, S11850-1006-01)と高速タイプ (S11851-1106-01)を用意しました。紫外から近赤外域において高い量子効率とともに、フラットに近い分光感度特性を実現しています。また動作中、素子温度を一定 (約5 °C)に保つため、パッケージ内に電子冷却素子を内蔵しています。
■特長
・エタロニング特性を改善
・1段電子冷却型 (素子温度: 約5 ℃)
・広い波長範囲で高感度、フラットに近い分光感度特性
・高いCCD変換効率: 6.5 μV/e-
・高い飽和電荷量、広いダイナミックレンジ
(アンチブルーミング機能付き)
・画素サイズ: 14 × 14 μm
仕様
• タイプ : ビニングタイプ
• 低エタロニング
• イメージサイズ : 14.336 x 0.896 mm
• 有効画素数 : 1024 x 64 pixels
• 画素サイズ : 14 x 14 μm
• 感度波長範囲 : 200~1100 nm
• ラインレート typ. : 189 ライン/s
• ラインレート max. : 341 ライン/s
• 暗電流 typ. : 50 e-/pixel/s
• 読み出しノイズ typ. : 6 e- rms
• 冷却 : 1段電子冷却
• 窓材 : 石英ガラス
• パッケージ : セラミック
• 測定条件 : 指定のない場合はTyp. Ta=25 ℃, 暗電流: MPPモード