近赤外域で高感度: QE=36% (λ=1000 nm)、裏面入射型FFT-CCD、1段電子冷却型
従来品 (S7031シリーズ)に対し、800 nm以上の近赤外域の感度を向上させた計測用FFT-CCDです。近赤外高感度であることに加え、ビニング動作を行うことにより受光面の高さ方向に長いイメージセンサとして使用できるため、ラマン分光器の検出器に適しています。ビニング動作は、外部回路で信号をデジタル的に加算する方法と比べるとS/Nや信号処理速度において非常に優れています。
画素サイズは24 × 24 µmで、受光面サイズは24.576 (H) × 2.928 (V) mmです (有効画素数: 1024 × 122画素)。なお、ピン配置・駆動条件は、当社製品S7031シリーズと同一です。
■特長
・近赤外高感度: QE=36% (λ=1000 nm)
・画素サイズ: 24 × 24 μm
・ライン/ピクセルビニングが可能
・MPP動作
• タイプ : ビニングタイプ
• 赤外高感度タイプ
• イメージサイズ : 24.576 x 2.928 mm
• 有効画素数 : 1024 x 122 pixels
• 画素サイズ : 24 x 24 μm
• 感度波長範囲 : 200~1100 nm
• ラインレート typ. : 160 ライン/s
• ラインレート max. : 387 ライン/s
• 暗電流 typ. : 200 e-/pixel/s
• 読み出しノイズ typ. : 8 e- rms
• 冷却 : 1段電子冷却
• 窓材 : 反射防止コーティングサファイア
• パッケージ : セラミック
• 専用駆動回路 : C7041
• 測定条件 : 指定のない場合はTyp. Ta=25 ℃, 暗電流: MPPモード