炉には温度制御装置があり、部品や組立品のひずみ測定に使用される各種接着剤やセメントの熱処理プログラムに従って炉室内の温度を調節します。
プリセットプログラムの使用により、熱処理サイクル全体が自動モードで確実に実行され、ユーザーによる温度設定や「棚」での保持時間の誤設定に伴うエラーの可能性が排除され、また次の熱処理ステップに進むためにコントローラーを再設定する必要性からも解放されます。
プログラムセット (最大20プログラム) は顧客のニーズに応じて炉の製造時に設定されます。
さらに「手動」モードがあり、ユーザーは1~3ステップからなる任意の熱処理プログラムを独自に設定でき、各ステップには温度、昇温時間、所定温度での保持時間が設定されます。
さらに、プログラム実行時には、実行中の熱処理プログラムに応じた温度の実測値と計算値が1~5分周期で炉に登録されるため、熱処理終了後にプログラムの選択と実行が正しいかどうかを確認することができます。
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