OT (Operational Technology) と IT (Information Technology) 間の情報交換は、スプレッドシートテンプレート(Excel)で定義したメッセージによって行われます。
最大 65535 個の異なるメッセージタイプを定義することができ、各メッセージの最大サイズは 251 バイトです。各メッセージタイプは、それぞれ固有の ID で識別されます。
メッセージは同一の I/O データ上で順番に送信されるため、データ通信の総量は大きくなります。
メッセージタイプは、スプレッドシートテンプレート(Microsoft Excel)で定義します。
このテンプレートは、ファンクションブロックと製品定義ファイル(GSD、GSDML、EDS、ESI)と共に設定ソフトウェアに含まれています。
スプレッドシートを使用して、Anybus .NET Bridge Code Generator が.NET プログラマー向けの C# ファイルと PLC プログラマー向けの PLC ファイルを作成します。
設定ソフトウェアには、.NET プログラマー向けの PLC シミュレーターと PLC プログラマー向けの .NET シミュレーターの 2 つのシミュレーターが含まれています。
ファンクションブロック(HMS 提供)では PLC 側のハンドシェイクの管理が行われ、PLC プログラマー向けの使いやすいインターフェースも備わっています。
遅延の最小化とパフォーマンスの最大化が求められるアプリケーションでは、.NET Bridge の Streamer Mode を使用してハンドシェイクなしで直接データストリームを交換することができます(PROFIBUS、PROFINET、EtherNet/IP で使用可能)。この Streamer Mode では、PLC と .NET アプリケーションでデータを手作業でマッピングする必要があります。