フィルタでエンジン排ガスからのPMを採取する装置です。汎用エンジンから大型エンジンまで、さまざまなエンジン計測に対応します。
MDLT-ONEは、エンジン排ガス中の粒子状物質(PM)の捕集装置です。
エンジン排ガスの一部を、もとの排ガス流量と採取排ガス流量との比率が常に一定になるように採取し、空気により一定流量に希釈する、分流希釈方式を採用。本方式により、最新規制の測定法に対応しながら、小型の希釈トンネルシステムを実現しました。
また、高精度なベンチュリ流量計とピエゾバルブの組み合わせにより、高速な流量制御応答が可能です。
設置がしやすいコンパクト設計
加熱フィルタ装置と流量制御装置をワンラックに搭載しました。アーム型トンネルの採用により、自由度の高いレイアウトが組めます。オートフィルタチェンジャ※はラック内に搭載できるため、省スペースでご利用いただけます。
自動校正ソフトを搭載、流量校正も簡単
希釈空気と希釈排ガス用の2つのベンチュリ流量計の差を“0”にする自動校正ソフトを搭載。シーケンス機能の追加により、試験のテンプレートの自動立ち上げが可能です。
統合計測プラットフォーム搭載
HORIBA ONEシリーズ製品には、今後のシリーズ展開を前提とした共有のプラットフォーム「HORIBA ONE PLATFORM」を採用。複数の排ガス測定装置の制御管理をひとつに統合し、優れた操作性を提供します。
※オプションのため、ご購入時にご相談ください。
アプリケーション
エンジンのPMエミッション計測
・HVなど低排気量車両のエンジン挙動解析に有効
・マイクロトンネルによる中軽量車両のPM計測も可能