CXL®によるメモリ拡張の新時代
PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)インターフェイスを利用するCXL®(Compute Express Link®)は、CPU、GPU、アクセラレータ、およびメモリの効率を向上させる新しい標準化インターフェイスです。CXL®メモリの主な利点は拡張性にあります:CXL®は、メモリ容量と性能が特定のサーバープラットフォーム採用時に固定されている既存のサーバーシステムにはない、柔軟なメモリ拡張を可能にします。CXL®は、AIやビッグデータアプリケーションを実行するハイパフォーマンスコンピューティングシステム向けの有望な新しいインターフェースとして、その成長の可能性は無限大です。
CXL®、解き放たれたメモリ拡張
SK hynix初のCXL®メモリであるCMM-DDR5は、最新の1anmプロセスで製造された24Gb DDR5 DRAMチップで構成される96GBカードです。EDSFF(Enterprise and Datacenter Standard Form Factor)E3.Sとしてパッケージされたこのソリューションは、PCIe 5.0 x8レーン、標準DDR5 DRAM、CXL®コントローラを内蔵しています。最初のサンプルは2022年第4四半期から出荷可能です。
CMM-DDR5製品の利点
CPUコア数の増加には、それに対応するメモリ帯域幅と容量の増加が必要ですが、それを提供するプラットフォームの能力は逆に不足しつつあり、CMM-DDR5が対応できるギャップはますます広がっています。
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