アルピトロニックは、主要なパワー半導体メーカーと協力し、パワーサイクリングテストベンチ(PCTB)の開発において長年の成功を収めてきました。
アルピトロニックのPCTBは、最大12個のハーフブリッジのパワーサイクル寿命を同時に試験することができます。モジュールは2本の試験ラインに直列に接続され、最大1200Aの負荷電流を交互に印加して負荷をかけるため、設置されている負荷電流供給装置を非常に効率的に利用することができます。各試験デバイスは、低インピーダンスのバスバーによって負荷電流回路に接続され、中央制御ユニットと通信する専用の測定・制御ユニットを備えています。これにより、試験するモジュール数に大きな柔軟性が生まれます。装置は、冷却回路に高速カップリングで並列接続された最大12枚の冷却プレートに取り付けることができます。標準冷却プレートは、ピンフィン・モジュールのテストに必要なカスタム冷却プレートと簡単に交換できます。冷却回路は、25°~120°Cの広い流路温度範囲を提供します。このテストベンチは、パワーサイクリングモジュールの熱インピーダンスと熱抵抗の測定にも使用できます。
テストベンチ納入後は、保守・校正サービス、リモート・オンサイト・サポート、スペアパーツ・サービスを提供しています。
主な特徴
最大12個のIGBT、ダイオード、(SiC)-MOSFETパワーモジュールの同時試験(1モジュールあたり2個のスイッチ付き
最大1200Aの負荷電流
最大120℃の冷却温度
あらゆるタイプのパッケージに対応する柔軟なモジュール接続
熱インピーダンスと熱抵抗の測定
AQG 324に準拠したパワーサイクル試験
---