微細な霧(セミドライフォグ®※1)の気化熱によりガスタービンの流入空気を2~4℃低下させ、夏季の外気温上昇に伴って低下する発電出力を回復させるシステムです。
シミュレーション解析や風洞実験を行うことにより、吸気フィルター室形状など現場環境に適したノズルレイアウトやご希望の運転条件に応じた制御をご提案します。
特長
・セミドライフォグ®※1を噴霧する1流体吸気冷却システム。
・ガスタービン(GT)/ガスエンジン/ディーゼルエンジンの流入空気を2~4℃冷却。
・夏季の外気温上昇により低下する発電出力を回復。
(個々に変動しますが、一般的に温度が1℃上昇すると出力は0.6~0.8%低下します)
・設備稼働中でも設置可能。
・ドレン発生を最小限に抑制。
・現地調査、レイアウト設計、施工、メンテナンスを一貫して実施。
※1.セミドライフォグ®とは、平均粒子径(霧の平均サイズ)が10~30μmの霧を指します。
微細かつ、濡れの原因となる粗大粒子を含まないという優れた特長を持ちます。
用途
ガスタービン:発電出力の回復
ガスエンジン:ノッキング防止、エンジンルームの冷却
ディーゼルエンジン:Nox排出量の低減