IKO クロスローラウェイは、V字形状の2平面を軌道溝とした2本の軌道台の間に保持器付き円筒ころを組み込んだ直動案内機器です。円筒ころを交互に直交させて配列しているので、あらゆる方向の荷重を受けることができ、極めて高精度で円滑な直線運動を行います。サイズの種類が豊富にそろっており、用途に応じて適切な形式を選択できます。
ラック&ピニオン内蔵形クロスローラウェイは、極めて高精度で円滑な直線運動を実現するIKOクロスローラウェイに、ラック&ピニオンによる保持器ずれ防止機能を内蔵した製品です。
独自設計のラック&ピニオン機構を内蔵することにより、保持器ずれを完全に解消しました。立軸など、従来のクロスローラウェイでは、使用しにくい用途でも安心です。動作速度を高めても、保持器ずれを気にする必要がありません。長時間の運転でも保持器ずれの矯正動作を組み入れる必要がありません。
軌道台の内側にラックを配置する独自の構造を採用し、従来のクロスローラウェイと取付寸法の完全互換性を実現しました。外形寸法が同じなので、新規用途にはもちろん、従来のクロスローラウェイを使用している機械・装置に、取付寸法の変更なしで置き換えることが可能です。