熱と機械の複合荷重試験
インストロンの熱疲労(TMF)試験システムは、高性能材料の熱的・機械的負荷サイクルを容易に解析できる改良型8801油圧サーボ式疲労試験フレームです。インストロンは、お客様のアプリケーションに応じて、油圧サーボまたは独自の電気サーボアクチュエータを提供し、特別に設計されたコンポーネントおよびアクセサリーと統合します。幅広い技術を専門的に融合させることにより、信頼性の高い試験機が得られ、データ精度の向上、再現性の向上、試験の高度化が可能となり、国際規格に適合することができます。
特徴
高容量荷重フレームは、逆応力試験中に横方向および軸方向の剛性を最大化します。
荷重容量±100kN(±22kip)または±250kN(±56kip)の高剛性試験機
試験片加熱速度50℃/sまでの誘導加熱式
下部ベースに取り付けられるアクチュエータと高精度アライメントのロードストリング
標準型油圧サーボアクチュエータは柔軟な拡張性を有します。
アプリケーションに応じた油圧環境設定と動的性能の選択
オプションのバックラッシュを起こさない、全電動型アクチュエータは、正確な低速速度制御を実現し、実質的に静かな作動音と油圧用の設備が不要となります(8862-TMF)。
低接触力の高温度用の伸び計
マルチコイル誘導システム
内蔵または密閉された外付け冷却ソリューションの選択
誘導型コイル調整用の高精度ワークヘッド
管状試験片の冷却とアライメントを向上するコレットヘッドグリップ
精密なロードストリングアライメントを確保するためにAlignProアライメント治具・支援ソフトウェアを標準装備しています。
高自動化TMF専用ソフトウェア
インストロン電気制御系との完全なシステム統合
最新型の大気炉専用コントローラーとソフトウェアは、より直感的な試験が可能です。