複数試験片の高サイクル疲労試験
ElectroPuls16ステーション試験システムは、複数の試験片の高サイクル疲労試験を同時に実施することが可能です。各ステーション毎に疲労試験用のロードセルが装備されております。このシステムは、高剛性かつ軽量設計のターンテーブルを使用しているため、高い周波数での試験を可能にし、試験時間を短縮します。
試験は透明なポリカーボネート製の塩水槽内で37℃までの温度環境下で行うことができます。試験制御ソフトウエアは溶液槽温度の取り込みが可能で、試験データとともに溶液槽温度も記録されます。
ターンテーブル式治具全体は、クロスヘッドの昇降機構を使用して溶液槽内への下降および上昇ができ、試験片の確認が容易に行えます。
16のステーションが同期して作動します。
10年前のオリジナルデザインから能力を33%向上させ、現在は16のステーションを備えています。
高い周波数で試験する場合、治具質量による慣性効果によってデーターに誤差が生じる可能性があります。当社の新しい治具は、ステンレス製ではなく軽量チタン製となり、軽量化のために最適化された設計となっています。
中空構造のプッシュロッドとテーパー付きの下部円盤により、剛性を維持しながら治具重量をさらに軽減し、より高い周波数での試験を可能にします。
チタン製ですので、生理食塩水溶液で試験する際に特に安心です。