コードキャプスタン式引張グリップは、撚り紐または編み紐をより速く、容易に試験できるように設計されています。これらのグリップは、試験片長さを事前に決定できるように設計されており、素早く便利な荷重負荷を可能にしています。
動作原理
コードキャプスタン式引張グリップは、撚り紐または編み紐を保持するための優れた手段を提供します。それぞれのグリップには、直径3.2mmまでの試験片に対応する右巻のらせん状の溝が付いた丸いキャプスタンが付いています。キャプスタンは、軸方向に2つに分割された構造をしており、片方は固定式で、もう片方は可動式です。試験片は、キャプスタンの外側から中央に向かって巻かれてから、分割された半分を通過して固定されます。試験片のガイド溝はキャプスタンの周囲に2.5周分あります。これにより、試験片荷重と応力集中を分散させるための2回の巻き付けが可能になります。試験片に荷重が加わると、グリップが自己締め付けされる構造です。
キャプスタンフェースのフラットタイプは別途ご用意しております。
アプリケーション範囲
荷重種類:引張、静的試験のみ
試験片材料:撚り紐または編み紐
試験片形状:コードまたは線材