TPラインカプラITR901-002の基本機能は、2本のKNX TPライン(メインラインとサブライン)を電気的に絶縁して結合するものです。ITR901-002は、その柔軟性により、KNXラインカプラ、KNXエリアカプラ (TPラインをTPエリアやバックボーンに接続)、KNXリピータ (フィルタリングなし) として使用することができます。動作状態やフィルタリング状態、誤動作や通信不良はLEDで表示されます。
ITR901-002は、バス・システム階層内の設置場所や、グループ・オリエンテッドな通信のための内蔵フィルタ・テーブルに従って、トラフィックをフィルタリングすることができます。
ITR901-002は長いメッセージ(最大240バイトのAPDU長)をサポートしており、コミッショニングやトラブルシューティングのために、ボタンを1回押すだけで起動し、自動スイッチオフで一時的にフィルタリングを停止する「マニュアル機能」を設定することができます。利用可能な機能は以下の通りです。
- サブラインからのデバイス設定を抑制する。
- デバイス指向のテレグラムを抑制する。
- サブラインのトラフィックを追跡する。
- グループ・テレグラムまたは物理テレグラムのフィルタリングの有効化/無効化。
- 再送回数削減オプションが利用可能。
- 診断機能
ETS データベースファイルは、www.interra.com.tr で入手可能です。
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