縦ピロー包装機 ATLASは世界最高速の包装性能を持つイシダの縦ピロー包装機の頂点に位置するフラッグシップモデルです。回転式マルチシール機構を始めとする革新的な技術の粋が結集した包装技術によって、製袋スピード250袋/分、シール不良率0.1%以下を実現しています。特にスナック業界に対しては世界トップの占有率を誇っています。
ATLASは、世界最高速の包装性能を備えた縦型包装機で、イシダのフラッグシップモデルです。回転式マルチシール機構をはじめとした革新的な包装技術が用いられています。製袋スピード250袋/分、シール不良率0.1%以下を実現しており、スナック業界においては世界トップの占有率を誇っています。
商品生産工程における包装機は、商品の品質を決めるほど最も重要な機械と言えます。美しい包装品質に加え、生産効率化をもたらす高速性、消耗材ロス軽減をもたらす安定性が求められます。これらは相反する要因ですが、イシダのATLASは申し分ないレベルで実現しました。
最高速と最低ロスの両立
きれいで完璧に密閉した袋を連続して作るという包装機の役割を実現しているのはもちろん、世界最高レベルの250袋/分というスピードも実現。その秘密は、フィルムを寸分の狂いもなく高速かつ安定的に供給し、内容物の投入と封を完璧にしていること。単純と思われるこの要素を実現するために、複数のサーボモーターを駆使するイシダの独自技術が惜しげもなく投入されています。
• ロードセルとサーボモーターで、フィルムへの張力を一定にする連続フィルム送り機構
• しごき機能を搭載し、幅広いフィルム素材に対して温度と圧力の両面から最適な接着を実現する回転式シール機構 (溶断による端面処理も可能)
• スムーズな商品落下を確実にするフォーマ形状
豊富な袋バリエーションへの対応
イシダの技術は、回転シール機構の弱点でもある多様な包装形態への対応も実現。最も一般的なピロー包装に加え、ガゼット包装、自立型角底包装(船底型を含む)、四方柱ヘムシール、ミシン目切り離し式連包など、特殊な包装形態への対応も多数の実績があります。ピロー包装の高速性と特殊包装形態への対応を両立しているのはイシダだけです。
人間工学に基づく機械構造
直感的な機械操作を可能にするアイコン表示中心の機械操作部以外にも、使う人の立場に立った工夫が随所に盛り込まれています。包材を装てんするフィルムキャリアーやフィルムを継ぐ吸引式スプライステーブル、フィルム経路途上のローラー群などは、すべて位置と高さを人間工学的な動線解析を用いて決定されています。こういったユーザーの立場に立った基本思想は、多数のサーボモーターとロードセルを活用した各種自動調整機能など、随所に表れています。
イシダが提案する計量包装システムの中核
ATLASは、計量から包装、検査に至る一連のシステムの中核を担っています。組み合わせ計量機CCW、金属検出機、ウェイトチェッカーDACS、シールチェッカーTSCは、すべて統一した予約番号で制御されており、設定入力を含むすべての操作がATLASから可能になりました。これにより包装ラインの稼働データを一括で管理できるため、かんたんにライン単位での最大効率を実現できます。
最新技術との融合
包装現場では、効率性追求による生産性最大化とともに、包材使用量削減によるコストダウンも追求しています。超音波包装技術(オプション)は、まだ世界でも数社しか実用化に成功していない最新技術です。包材使用量の削減に加え、包材組成のシンプル化、最高レベルへの安全配慮を実現した次世代の包装技術を搭載することも可能です。