大型回転対称ワークのミクロン単位での保持・測定(センターレス・センター間
上部構造/機能性
上部構造のベースとなるのは、天然の硬質石でできたベースプレートです。スチール製の平らで平行な2つのT字型ガイドおよびクランプスロットが、精密に研磨されラップされた上面に長手方向に取り付けられています。
一対のゲージブロックローラーブギは、測定するワークの規定のセンタレスベアリングのために使用されます。ローラーブギは、ゲージブロックによって調整され、ワークのベアリング径にかかわらず、測定するワークの公称軸高さが変わらないようになっています。ローラーブギは、スチール製のタングアンドグルーブスプリングとエアベア式の搬送システムがベースに装備されており、耐摩耗性に優れた使いやすい方法で、手作業で移動や位置決めが行われます。回転による被測定物の軸方向のずれを防ぐために、安定したスチール/溶接構造の2つの軸方向のストッパーがカウンターホルダーとして用意されています。
また、特殊鋳鉄製のベースボディと焼入れ鋼製のクイルと溝付きスプリングを備えた一対のテイルストックは、センター間で被測定物を規定の位置に保持します。測定対象のワークは、片方の心押台のクイルを手動で調整することでクランプされます(ハンドホイールによる)。ゲージブロックのローラーブギと同様に、心押台もエアベア式の搬送システムで移動・位置決めされます。
測定作業を行うための例示的な装置は、調整可能なコラムと微調整機能を備えた測定スタンドで、その測定アームにはダイヤルゲージや微動インジケータが取り付けられています。
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