ダイレクトドライブ高速本縫自動糸切りソーイングシステム
「縫い」の創造。
「縫い」へのこだわりは、次世代ソーイングシステムで変わります。
これまで勘や経験に頼ってきたミシンの調整をデジタル化。
素材に最適な縫いをいつでも再現できるのが、デジタルソーイングシステム、DDL-9000Cです。
「ダブルデジタル送り機構」搭載世界初
世界初の上下・水平駆動のダブルデジタル送り機構により送り歯高さが容易に調整でき、縫製品生地に合せることで縫い品質がより良くなります。この機能により残短糸切をon状態にすると送り歯を下げて糸切りを行いますので針板と生地間のすきまがなくなり、糸残り長さが安定します。また、針棒上停止後、押えを上げると送り歯が針板の下に下がるため、縫い素材の出し入れがしやすくキズも付きづらくなりました。
素材に合わせた最適な縫いを実現
送り軌跡の変更が、全てパネル設定で行えます。基本の送り軌跡を選び、さらに上下、水平の送り歯動作を微調整することで、素材に合わせた最適な「縫い」を作り出せます。
コントロールパネルのデジタル化
使い勝手を優先したオペレーターモードと保全者モードがあり、使用者に適した表示をしています。また、NFCの搭載によりAndroidタブレットとのデータ転送が可能となりタブレット上で編集ができます。
IoTを活用した縫製・ミシン管理
縫製品に合わせたミシン調整データは、市販されているAndroid端末により非接触でデータ転送ができます。これにより、縫製ラインのミシンが一律の設定や状態の確認が簡単にすばやくできるようになり、段取り替えが容易になります。操作パネルにはUSBポートも標準装備していますので、装置間のデータ管理やソフトのバージョンアップも容易にできます。
縫い諸元が数値管理でき、「品質の安定」「段取り替え時間短縮」ができます。数値化した縫製データはAndroid 端末、USBメモリーなどで外部に取り出しが可能です。
JUKI Smart APPにより様々な情報を送信・確認することが可能
アプリには、管理設定(端末登録)、ミシンデータ(縫製データ)、問題解決グラフの項目があります。問題解決グラフでは、取得した各ミシンデータから生産高グラフ、稼働率グラフなどを作成しますので、現況確認や解析に活用できます。
※JUKI Smart APP は Android OSバージョン6.0推奨。
(バージョン5.0以上で動作確認済)使用方法は、JUKIの販売店にお問い合わせくださ
針糸アクティブテンションの採用 上糸張力をデジタル管理
縫製条件に応じた上糸張力をパネル上で設定することができそのデータを記憶します。経験が必要な糸調子合わせも、再現性がありますので製品切替え時の段取り時間も削減できます。
例)トップステッチ工程に効果を発揮
難素材の肩伏せ縫い等で左右の地の目が違っていても設定条件を変える事で同一な縫いが連続で行えます。
アクティブ押え圧機構 押え圧をデジタル管理
デジタル制御により押え圧をコントロールします。段部変化にも
オートモードでは段部検知で自動的に加減圧をします。マニュア
ルモードでも手元スイッチに設定し操作が可能です。
目づまりや糸締り不良に効果を発揮
上糸張力、押え圧、ピッチ、軌跡、送り歯高さ全てを変更でき連動します。
上糸掴み装置
縫い始めに上糸を掴み布下に巻き込むので、縫い裏の鳥の巣形状が小さくなる効果があります。
針元の空間が広がり、多種多様なゲージ関係が使用可能です。
縫い終りの糸残り量が3mmを実現
新規採用「ダブルデジタル送り機構」の上下制御と両刃駆動回転メス方式により、送り歯が糸切り時に下がり、針落ちの真下でメスが交差しますので、縫い目長さに影響される事なく確実に針糸長さを確保し、糸残り量が3mm 以下で安定します。さらに布の出し入れも容易になります。
必要な機能が使える手元スイッチ