セミドライヘッド電子本縫千鳥縫ソーイングシステム
縫い調整の「常識」が「感動」に変わる。
ミシンの歴史を変える次世代ソーイングシステム
生産に携わる全ての人に、デジタルソーイングシステムがスマートで新しい価値を提案します。
上下、水平駆動のデジタル送り機構
上下、水平方向の送り機構をモータ制御しました。
パネル操作により簡単にミシンの調整が可能です。
工程・素材に合わせた最適な縫いを実現
これまで時間の掛かっていた、送りのタイミング変更がパネル操作で簡単に変更可能であり、工程に適した縫い品質(ソフト⇔標準⇔ハード)が設定可能です。
また、布ずれ防止用の送り軌跡への変更も可能であり、素材対応力を高めています。
ロータリー式のアクティブテンションを採用
世界初となる、ロータリー式アクティブテンションを採用しました。これまでむずかしかった、下糸の残り量が少なくなった際の糸調子の安定化をアクティブテンションにて補正します。
また、縫い速度に応じて糸張力を補正することもできますので、縫い品質の向上に役立ちます。
アクティブ押え仕様が選択可能
デジタル式のアクティブ押えにより、縫い速度に応じて押え圧力を補正することが可能となり、高速縫製時のジャンピングの発生を抑えることができます。(AK156〈アクティブ押え仕様〉を工場出荷時選択)
段部検知装置を装備
段部検知装置を搭載し、平部と段部の縫い調整がそれぞれ設定できますので、段部縫製時に縫いピッチが詰まる、糸が締まらないといった問題を解決できます。
多様なパターン縫いが可能に
基本的な縫い形状11種類・20パターンを標準装備。ミシン本体の新型操作パネルから千鳥縫い、T ステッチ、模様縫いなど縫いパターンの選択ができますので、設備稼働率が大幅に向上します。
また、ブラジャーのボーン部分を縫い込まず、縫い目を飛ばして縫製する工程に対しても、縫製パターンを作成することが出来ますので、より生産性を高めることが出来ます。
紳士服では、箱ポケットのステッチ縫い、衿のカラークロス縫い、ラベル付け工程など、婦人服ではジャケット、ブラウスの衿、前身頃への模様縫いが可能となります。
また、カスタムパターンにてオリジナルのパターン作成が可能ですから用途がさらに拡大します。
IoTを活用した縫製・ミシン管理
縫い調整データは市販されているAndroid 端末との間で非接触で双方向データ通信ができます。
これにより、縫製ラインのミシンの一律設定や、状態の確認がすばやくでき、製品品質の安定化につながります。
操作パネルにはUSBポートが標準装備していますので、装置間のデータ管理やソフトのバージョンアップも容易にできます。
JUKI Smart APPにより様々な情報を送信・確認することが可能
アプリには、管理設定(端末登録)、ミシンデータ(縫製データ)、問題解決グラフの項目があります。
問題解決グラフでは、取得した各ミシンデータから生産高グラフ、稼働率グラフなどを作成しますので、現況確認や解析に活用できます。
省エネ効果
パネルバックライトの自動OFF機能
一定時間パネル操作がない場合、自動的にパネルのバックライトをOFFにすることができます。(設定は1分~20分)
スリープモード(自動電源OFF機能)
操作をしない状態が一定時間経過すると、モータなどの動力電源をOFFにすることができます。(設定は1分~50分)
※パネルより設定ができます。
オイルパンレス構造
頭部はグリス給油によるセミドライ化を実現。縫製品の油汚れを低減します。
LEDライト
アームあご下にLED 照明を標準装備。
これまでの機能に加え『白色⇔中間色(初期値)⇔ 電球色』の色合いの変更も可能になり、作業者の目の疲れを低減します。
冷却ファン
冷却ファンの最適配置により、釜部の発熱を低減しました。