JUKIは 、前立てのボタン穴かがりを行う、電子ボタン穴かがりインデキサーの 操作性を向上させた AC-172N-1790AN を 2月 21 日より 国内で発売します。
ボタン穴かがりインデキサーは、ワイシャツなど 連続した ボタン 穴かがりを自動で縫製するミシンです。 指定した間隔で穴かがりを 行い 、 縫製後は生地を自動的に積み重ねるスタック装置も標準で装備しています 。単体の穴かがりミシンと比較すると、穴かがり位置の精度と生産性を向上できるミシンです。
AC-172N 1790AN は、 縫製パターンボタン穴かがりの縫い方、個数 、間隔などの設定を行う「操作パネル」の操作性を向上させたミシンです。 従来の上下テンキーで設定を行うボタン操作式から、 パネル全面をカラー液晶化し、タッチ方式での操作に変更しました。 さらに、機能を階層別に整理したことにより 、縫製パターンのダイレクト選択や、縫い目のサイズ・密度などの多種多様な設定も短時間で完了できるようになりました。また、ミシン本体を最新化デジタルミシン 高速電子眠り穴かがりソーイングシステム LBH-1790ANを採用したことにより、メンテナンス性や稼働時の静音性が向上しました。
近年、消費者行動の変化やニーズの多様化により、縫製工場においては多品種少量生産、且つ短期間で良質な製品をローコストで生産する工場への変革が求められています。当機は、ボタン 穴かがり縫製の 品質と生産性に加え、操作性を向上させたことにより、頻繁な縫製アイテム変更に追随する容易性を兼ね備えました。
JUKIは、縫製工程における生産効率向上だけでなく、縫製の前工程、後工程を含めた自動化、デジタル化、ネットワーク化により 、 縫製工場全体を つな ぎ 、生産を可視化する「 スマートファクトリー 」構築のためのソリューションを提供してまいります。
より使いやすく、よりきれいに
AC172N 1790AN は、大型カラー液晶タッチパネルとLBH 1790ANの最新頭部 を搭載しました。オペレータにやさしい 使いやすさと正確で安定した穴かがり品質を実現しました 。
大型カラー液晶タッチパネルIP-420を搭載
画面が大きくなったカラー液晶タッチパネルにより、縫い形状、針数など縫製データがわかりやすく表示されます。また、入力機能付きパネルのため、 針元を見ながら入力・編集作業が できます。操作パネルには、USB ポート・コンパクトフラッシュ を標準装備していますので、装置間のデータ管理やソフトのバージョンアップが簡単にできます 。
オペレータにやさしい環境を提供
針元を照らす LED ライトを装備
LEDライトはアーム の あご下に標準装備しました。電源を ON にすると常に LED ライトが点灯します。オペレータは、糸通し、縫い目確認 など がしやすくなり 、やさしい作業環境を提供します。
布切りメス音を 静音化、作業環境を改善
布切りメスをパルスモータ駆動にしたことにより、オペレータに耳障りだったメス 稼動時の騒音を低減しました。
メンテナンス性を向上
従来、ミシン頭部を倒す必要があった釜油量調整は、 最新頭部の搭載により、釜フタカバーを開け、新設した“釜油量調整ねじ”で容易に釜油量が調整できます。
プリセット機構による生産性向上
ボタン穴かがりインデキサーは、複数の穴かがりを連続して行うため、オペレータはミシン稼動中に待ち時間が発生しますが、 プリセット機構で、穴かがり縫製中に次の身頃をセットするオーバーラップ作業ができるため、待ち時間を有効活用し、高い生産性を実現します。