凝縮水排出装置は、遠心分離機、エアーレシーバー、冷凍式ドライヤー、およびドライヤー内の分離した凝縮水を圧縮空気システムから除去します。そのため、効率的な圧縮空気処理と断絶のない圧縮空気供給には欠かせないコンポーネントとなっています。
ケーザーのエコ・ドレン電子式凝縮水排出装置の費用対効果はきわめて高く、信頼性も高くなっています。これは、凝縮水の量に関係なく有効な制御コンセプト、汚れに強いバルブ機構、ネットワーク対応のアラーム接点によるものです(モデル31以降)。
エコ・ドレン電子式凝縮水排出装置では、最大1700m³/分のコンプレッサー体積流量が実現可能です。ケーザーは、刺激性凝縮水、最大63barの使用圧力、真空環境や凍結環境など、特殊な用途に適した製品バージョンも提供しています。
メリット
圧縮空気損失防止:
ECO-DRAINの容量式レベルセンサーが最大凝縮水レベルへの到達を報告すると、インテリジェントな制御電子回路がバルブダイヤフラムを正確なタイミングで開閉して、収集された凝縮水を圧縮空気損失防止機能により排出します。もちろん、これによりエネルギーも節約されます。
信頼性の高いドレン - 汚れた環境でも性能発揮:
容量式レベルセンサーは、故障しやすい部品を使用しないで凝縮水の充填レベルを検出します。バルブへのパイロットラインは、常に汚れがつかないようになっています。さらに、上流にダイヤフラムバルブを使用することで、著しく大きい直径を実現しています。これらの機能がすべて組み合わさって、汚染度の高い環境でも、純粋なオイルでも、信頼性の高いドレンを実現しています。
専門家が不要な、容易なメンテナンス:
モデル30、31、および32の保守ユニットでは、すべてのメンテナンスパーツが一体化されています。これは、「クリック」することで所定の位置にロックし、コントロールユニットにドッキングすることができます。これにより、シールの交換の失敗を防げます。サービスユニットは、出荷前に完璧な機能テストを実施しており、使用可能期間はきわめて長く、エレクトロニクスの専門家の手を借りることなく交換することができます。