実際の使用環境に近い条件で、バッテリ駆動型ポータブル・デバイスをテストするには、さまざまな条件下にあるバッテリの性能をシミュレートできるDC電源が必要になります。 2300シリーズ・バッテリ・シミュレータ機能付き電源は、バッテリの出力抵抗と出力電圧応答の両方をシミュレートできます。 これらの電源のデュアルチャンネル・バージョンでは、放電状態の充電式バッテリをシミュレートできるように、一方のチャンネルがバッテリのように動作し、電流をシンクします。もう一方のチャンネルは、デバイスの充電制御回路をテストするための電圧を供給します。
•過渡負荷電流に対する超高速応答 :実際のバッテリと同一の出力特性を持ちます。
•可変出力抵抗 :バッテリの内部抵抗のシミュレーションが可能です。
•パルス負荷電流のピーク値、平均値、および基準値の測定 :負荷電流を測定して電力消費の検証や解析を行うことができます。
•100 nA DC電流感度 :バッテリ駆動型製品の微小なスリープ・モード電流を監視するために必要な感度を有しています。
•電流の段階的測定機能 :デバイスの各運転状態レベルにおける負荷電流を測定できます。
•最大3 Aのシンク :電子負荷のように動作します。つまり、これらの電源では、バッテリ・チャージャやバッテリ・チャージャ制御回路の性能をテストするために使用する放電状態の充電式バッテリをシミュレートできます。
•オープン・センス・リードの検出 :リモート・センス・リードが切断されているかどうか(リモート・センス・リードからテスト・フィクスチャまでの間にオープン状態の接続部が存在するかどうか)を示します。
•内蔵のデジタル・ボルトメータ :電源の電圧リードバックと同じ定格確度でテスト・システムのあらゆる場所の信号(–5 V~+30 V DC)を測定できます。