ケースレーのI-Vトレーサ・ソフトウェアは、2400シリーズ・ソースメータ(SMU)独自のタッチスクリーン・インタフェースを活用して、2端子デバイス用I-Vカーブ・トレーサの使い慣れたユーザ体験を再現しています。ソースメータにI-Vトレーサ・ソフトウェアを追加すると、電流と電圧の両方でデバイス特性をトレースするための専用のユーザ・インタフェースが提供されます。さまざまな機器に対応した I-Vトレーサは、2461型のデュアル高速デジタイザをはじめとする各種のソース・メジャー・ユニットのすべての機能を活用できるため、通常のDCだけでなく、ACやパルスDCでもトレースを実行できます。
I-Vトレーサは、ダイオードの故障解析やパラメトリックな特性評価を可能にしますが、MOSFETやIGBTなどのハイパワー・デバイスのテストには、より高度なI-Vカーブ・トレーサ構成が必要となります。
I-Vカーブ・トレーサ・ソフトウェアによるラボの効率化
カーブ・トレーサの機能を活用できるだけでなく、従来のように古い機器のリソースをプールして共有する代わりに、それぞれのエンジニアが自分のI‐Vカーブ・トレーサを使用できます。ケースレーのSMUは可搬性に優れており、ベンチ上のノートPCやデジタル・マルチメータ(DMM)の横にも簡単に設置できます。ケースレーのI-Vトレーサ・ソフトウェアがインストールされた状態でも、ケースレーSMUのソース、シンク、および測定機能はすべて利用することができます。もちろん、クリックするだけでカーブ・トレーサの機能を使用できます。最新のインタフェースを使用して、曲線をスクリーンショットまたはCSVで簡単にエクスポートできます。
I-Vカーブ・トレーサ・ソフトウェアにより高精度なスイープを実現
前面パネルの操作ノブでI-Vカーブをリアルタイムに制御できるため、グラフをピンチアンドズームする際にも、ノブを回す速度に合わせて調整できます。1つのグラフで、データから目を離すことなく、予測可能なセクションを効率的に確認しながら、ダイオードの故障やターンオン動作などの異常曲線を詳細に調査できます。