レーザーラインマルチスポットモジュールを使用すると、任意のスポットジオメトリおよび強度分配のほとんどすべてを形成することができます。複数の個別スポットを生成するためのビーム分割の他に、このモジュールはスポットジオメトリの調整およびスポット内の強度分配に的確に制御することも可能です。その際、マルチスポットモジュールは、焦点が加工要求に適合するように設定することが出来ます。さらに、スポット間隔または個別スポットへの出力の分配などのパラメーターを細かく調整することも可能です。
例:トリプルスポットビーム
Triple-Spot Serie
レーザーラインマルチスポットモジュールの主な使用例は、溶融亜鉛めっき鋼板をろう付けするためのトリプルスポットプロセスです。その際、均質な矩形スポットと二つの丸い予備スポットを組み合わせることにより、高い加工速度と高品質の加工結果を同時に実現することが可能です。これは特に、亜鉛めっきを飛ばし、レーザろう付けプロセスを落ち着かせるために使用される両肩の予備スポットによって可能になります。
マルチスポットモジュールは、レーザーラインOTSシリーズ光学系に追加することができます。これが、フォーカスジオメトリに対する高い要求の加工状況での光学系に柔軟な調整範囲をお届けします。