Leica BLK ARCは、ロボット搭載型の自律型レーザースキャニングモジュールです。ロボットキャリアに組み込むことで、人間の介入を最低限、あるいは全く必要としない自律した移動型レーザースキャンを可能にするよう設計されています。ユーザーはスキャンパスを計画するだけで、あとはBLK ARCが自律的にスキャンするように設定することができます。
BLK ARCを最初に搭載したロボットは、ボストンダイナミクス社の Spot ロボットです。BLK ARC と Spot を組み合わせることで、高速、シンプル、安全、かつ自律的なリアリティキャプチャワークフローを実現します。Spot が BLK ARC を搭載しスキャンする環境を歩き回る間に、完全に自律的で再現性の高いスキャンを行い、3D 点群やパノラマ画像を取得します。
BLK ARC 自律型レーザースキャニングモジュール
ユーザーの介入を最小限に抑え、自律的にスキャンを実行
ボストンダイナミクス社の Spot に簡単に取り付けることができ、Spot のセンサーと一体化
3D デジタルツインを作成するために 3D 点群を取得しながら、ロボットのナビゲーションを改善
同じスキャンで静止画像と移動画像の両方を取得可能
プロジェクトの進捗状況や現場の状況を把握するため、自律的にスキャンを繰り返すことが可能
GrandSLAM 技術を使用: LiDAR SLAM、Visual SLAM、IMU を搭載し、複雑な環境下でのリアリティキャプチャと自律的なナビゲーションを実現
使いやすいブラウザベースのユーザーインターフェースである BLK ARC UI により、ユーザーは、大規模で複雑な空間を含む建物の既存の図面や BIM モデルを使用して、リモートでスキャン経路を計画することができます。これにより、ユーザーは時間を節約し、安全な場所にいながら、BLK ARC が複雑な環境や危険な環境をスキャンできるようになります。
BLK ARC UI でできること:
さまざまなセンサーやロボットキャリアの操作
ユーザープロファイルの作成
ロボットやスキャン設定の管理
ロボットの軌道と詳細カメラの制御
BLK ARC UI はオフィスと現場の距離を縮めます。Cyclone 3DR で計画したスキャン工程をロボットにアップロードすることができ、スキャン工程が完了すると、BLK ARC UI は、データを Leica Cyclone に転送するか、現場から直接 HxDR にアップロードすることができます。