ライカ EM AFS2は各種凍結法により凍結固定された試料の凍結置換やPLT(progressive lowering of temperature;段階的低温包埋法)を行う装置です。
極低温から室温まで正確な温度制御プログラムが働き、低温環境下で試料が化学固定や脱水されることにより忠実な超微形態を保つことができます。また、LED-UV照明により低温下での紫外線重合機能もあり、抗原性を残した免疫電子顕微鏡用の試料作製も可能です。
ライカ EM FSP(凍結置換プロセッサー)は、EM AFS2向けに開発された自動試薬操作システムです。あらかじめAFS2チャンバー内に100%の置換溶液、溶媒、樹脂原液をセットしておけばプログラムに従って、FSPが試薬装填・吸出しから希釈、撹拌まで行います。
また、EM FSPにもLED UV照明内蔵なのでそのまま紫外線重合まで行うことができます。