製品の機能と耐用期間は、粒子のコンタミネーションと関係し、粒子のコンタミネーションを定量的に検出することは、製造工程の改善につながります。精密部品の残渣検査は、重量法では正確な品質保証につながりません。小型精密化されている部品で重要なのは、粒子のサイズと個数、そして形状と分類を解析することです。
ISO、VDA、SAE などの国際規格、地域規格が厳格さを増す中、清浄度評価はコンプライアンスの達成に必須となっています。
Cleanliness Expert は顕微鏡あるいはデジタルマイクロスコープを使用し、メンブレンフィルタで捉えた自動車および精密機械部品等の洗浄液中のコンタミネーションを計測し、清浄度を評価するシステムです。
ライカのコンタミネーション(残留異物)解析システムは、 粒子のサイズと個数、形状と分類を簡単に解析
• - 複数フィルターを測定でき、ワークフローを改善
• - 国際規格、国内規格、あるいはカスタマイズ条件での検査に適合
• - LIBS 分析モジュールを使用して観察後すぐに元素分析まで
マルチフィルター対応
同時に 2 つ以上のフィルターを分析し、作業効率を改善、プロセスを単純化することができます。たとえば 1 回のろ過プロセスで得られた複数フィルターを、1 つのバッチにまとめ、各フィルターごとに異なる分類基準を設定することができます。レポートを作成し、結果を共有することも容易です。
Cleanliness Expert の特徴
• - バッチ処理で複数フィルターの解析ができ、時間を節約できます。
• - 長さや幅の閾値など、微粒子の分類のためのパラメータをフィルターごとに設定できます。
• - 円形、矩形領域でスキャン、測定が可能です。
• - 専用機ではなく、金属顕微鏡として、清浄度検査以外の用途にも使用できます。