Linx Printing Technologies社は、日本エタノール事業法および日本有機溶剤法に対応したMEKフリーの耐アルコール性インクを発売しました。
新製品のLinx Black耐アルコールインク3085は、食品や飲料の製造工程でパッケージや容器がアルコールにさらされる用途向けに特別に設計されています。
また、COVID-19の影響で普及しているハンドサニタリー製品にも対応しています。
このインクは、アルコールと水性アルコールの両方に耐性があるように設計されており、MEKインクよりも溶剤消費量が少なくなっています。また、CMR(Carcinogenic, Mutagenic and Reprotoxic)に分類されず、Drug Precursor(薬物前駆体)も含まれていないため、さまざまな用途に使用することができます。
この染料ベースの速乾性インクは、市場をリードするLinx 8900および8800シリーズのCIJ(Continuous Ink Jet)プリンター用に開発されたもので、ほとんどのプラスチック、金属、ガラス、コーティングされたカードなど、幅広い素材に対して優れた印刷品質と接着性を発揮します。
Linx社のインク担当プロダクトマネージャーであるSimon Millett氏は、「日本の最新の法規制に準拠したこの新しいインクを導入できることを大変嬉しく思います」と述べています。
「要求される高い印刷品質に加えて、さまざまなアルコール混合物に対する耐性を備えているため、ほとんどの食品・飲料の製造ラインで使用することができます」と述べています。
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