SE-330 は、2018年カナダ電気工事規定パート I(CE 規則)10-302 に準拠した高度な漏電・中性点接地抵抗監視リレーです。中性電流、中性点接地電圧、中性点接地抵抗を測定します。中性点接地経路を継続的に監視し、中性点接地抵抗器(NGR)に損傷がないか、またバイパスや短絡がないか点検します。開いた NER は電流検出漏電保護の動作不能を引き起こし、システムが正常に機能しているという誤判断につながる恐れがあります。短絡した NGR は、予測より高い地絡電流の原因となります。独自の LED 点滅コードを採用し、標準規格に準拠した保護が構成され有効化されていれば、工場の安全担当チームと検査担当者が外部から確認することができます。
SE-330 は、処理、製造、化学、紙パルプ、石油、水処理などの施設用の低電圧および中電圧の変流器や、低抵抗接地式あるいは高抵抗接地式の発電機と使用できます。 35 kV を超えるアプリケーションでは SE-330HV を、 またオーストラリア / ニュージーランドの標準規格 AS/NZS 2081 への準拠が求められるアプリケーションでは SE-330AU をご利用ください。
SE-330 のセットアップには、SE-MON330 v4.10 以降が導入済みのコンピュータへの接続が必要です。
既存のスイッチギアにアクセスできないときや、別途コントロールパネルを設置することが望ましい場合は、NEMA 4X エンクロージャ内で SE-330 をお使いいただくこともできます。NGRM-ENC シリーズは、表面実装型やドア実装型 SE-330 など各種オプションを提供しています。アプリケーションに合わせてお選びください。