鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)を基本成分としていて、もろく、展延性がないので原料金属を高温溶解・合金化した後、鋳型に鋳込んで製造するために、鋳造磁石とも呼ばれています。
高いBr値、高い温度安定性を有し、低温減磁、熱減磁が起こり難く、機械強度も高い等の長所があります。しかし、保磁力Hcjが小さいために、外部磁界による減磁が起き易く、また薄物製品には不向きである等の制限もあります。設計上、形状、磁気特性を十分考慮した着磁方法や減磁に注意した組立て方法を選ぶことが肝要です。