本マシニングセンタは、40000回転の高速主軸を搭載しました。マキノの独自技術である軸芯冷却/アンターレース潤滑の採用により、主軸の高速回転時の振動、振れおよび熱による変位を抑えることが可能となりました。
機械本体は、各軸ともにオーバーハングのない構造で、ストローク全域で高い精度を保証します。すべり案内面は本体と一体化しており、高い剛性と減衰特性を実現します。
これらのキーテクノロジーより、長時間の加工でも信頼性および安定性を確保して、優れた加工面質を実現します。
テーブル作業面は床面から900mmの高さに設定、無理のない姿勢で作業できます。操作盤は180度旋回する方式を採用していますので、使い易くなっています。
小物工作物には理想的な加工領域を有しており、コンパクトなボディは設置スペースを大幅に削減しました。また、最適設計により機械剛性を確保しながら軽量化を図り、工場2階への設置も考慮しました。消費電力は通常の約半分(15kVA)で済みます。
ハイブリッド工具長自動測定装置(特別仕様)は、工具の先端位置を厳密に測定してコントロールすることにより、異なる工具による加工面のつなぎ目でも、極めて段差の少ない仕上げ面を可能とします。