□400 mm パレットサイズの横形マシニングセンタです。これまでにない生産性、精度、信頼性を高い次元で実現します。
機械の性能を最大限に引き出すマキノ独自の制御装置プロフェッショナル6を搭載。加工条件に合わせて機械動作を最適化します。 機械を高速、高加速で動作した場合でも、加工面品位や形状精度を保ち、加工効率を向上させます。 そして、頑丈な本体鋳物構造と大きな直動ベアリングや大径ボールねじが長期間にわたる安定した生産性を約束します。
高速14000 回転、40番テーパの標準主軸は、303 Nmの大きなトルクを備えており鋼材および鋳物やアルミ材の加工に適しています。 従来50番テーパ機で行っていた被削材の加工を40番テーパ機に置き換えることが可能になります。
早送り速度 毎分60 mの直動軸は、加速度1Gの優れた俊敏性を有しています。コラムを案内する2本のX軸のガイドを段違い(スラントベッド)にしました。 これによりZ軸方向の剛性を損なわずにコラムを軽量化することができ、高い加速性能を実現しています。ボールねじおよび軸受ブラケットへベッド温度 に同調した冷却液を送り込むことで、長時間の高速移動による発熱を抑えます。
テーブルを回転するB軸には、DDモータ駆動の素早い動作により割出し時間を短縮します。軸受とモータ周辺のジャケット部を冷却することで発熱を取り除き、姿勢変化を抑制します。 そして自動的にパレット慣性を計測し、最適なB軸の加速・減速(イナーシャ適応制御)が行われます。
高速加工では大量の切りくずが発生します。この切りくずを確実に処理するため、加工室内カバーの大部分を垂直面で構成し、 主軸頭や天井から吐出するクーラントによりテーブル直下に配置した幅広のセンタトラフに流し込みます。
両端支持のATC機構、一体型のX軸とZ軸のスライドカバー、2次処理装置(サイクロン式)クーラントろ過システムを標準装備など高速加工の信頼性を大幅に向上しています。