医療、半導体や各種試作部品、航空宇宙関係ではブリスク、インペラなどの複雑形状が対象となる部品です。これまで金型加工における同時5軸加工の必要性は極めて少ないと考えられていました。マキノが目指すのは、金型加工において積極的に同時5軸加工を使用する新しいソリューション。同時3軸加工を凌ぐメリットをご提供します。
150゜傾斜するクレードルに360゜回転するテーブルを組み込んだトラニオン構造により、重いワークを積載することを可能としました。
回転体を直接駆動する応答性の高いDDモータを採用しました。バックラッシがなく割出し精度が向上して、精度の劣化もありません。傾斜軸両端のDDモータは完全に同期させています。偏荷重となるワークでも左右のトルクを適正に配分し、揺りかごのねじれを防止します。
能率的な加工ができる機械ほど、休みなく稼動させたいものです。D500には稼働率を高めるパレットチェンジャ(特別仕様)を付属できます。オペレータのテーブルへの接近性を損なわないように配慮した設計です。そして、最大21枚のパレットを収納できるパレットマガジンも付属可能です。パレット搬送システム モジュールMMC2に接続することができます。パレットが共通する横形マシニングセンタa51nxと組み合わせたフレキシブルなラインを構築することも可能です。
ユーザフレンドリーな制御装置プロフェショナル6が装備されており、オペレータに優しいグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を提供しながら、安定したプラットフォームを提供します。この最新世代の工作機械制御は、タッチスクリーン式で見やすい大型カラースクリーンを使用、オペレータが必要とする重要情報に迅速にアクセス可能です。そしてマキノが特許を有するスーパーGI.5高速加工制御システムを搭載しています。