この検査では、縦方向の損傷検出と併せて、架線を構成するパーツとそれらのパーツに起こり得る故障を検出する役割を担います。
処理を行うアルゴリズムは、関連する損傷と、また架線のそれぞれのパーツをすべて認識します。そして、検出した損傷のリストとを自動的に作成します。
横方向損傷検出システム
高解像度デジタルカメラと高出力照明モジュールをベースにして、横方向損傷検出システムは、横断面に存在するカンチレバー、ラインハンガーおよび絶縁体の高解像度画像を取得します。そしれらのパーツ自体の変化や腐食を評価します。ポール検出システムによる両面画像処理プロセスを用いて、カンチレバー・インフラの両面画像が取得されます。検出されたそれぞれの各損傷は、軌道上の位置情報(km/mile)に自動的にプロットされます。また、取得された画像は、技術者によるさらなる評価のためにファイルに保存されます。