水ポテンシャル(土壌吸引力)を測定する場合、あらゆるニーズに対応できるセンサーを見つけるのは難しいです。精度が低かったり、メンテナンスが面倒だったり(しかもコスト高)。そこで、私たちはTEROS 21を開発しました。
TEROS 21は他社製センサーよりも精度が高いというのは、正当な評価ではありません。それは、他社製品とは異なり、私たちがセンサーの一つひとつを校正しているからです。そのために、TEROS 21の水ポテンシャルセンサーが一定の水ポテンシャルになるようなチャンバーシステムを使用しています。センサーをシリカ粉の中に入れ、水ポテンシャルをコントロールすることで、-10kaから-80kPaまでの校正点を設定することができるのです。その結果、最終的に信頼できる長期モニタリングソリューションとなりました。
水電位センサーTEROS 21は、驚くほど簡単に使用できます。メンテナンスも不要で、ほとんどの用途で十分な精度を発揮します。実際、TEROS 21は、水分量だけを測定するよりも、さらに正確な土壌水分像を提供します。水分センサーは土壌中の水の割合を示すだけですが、TEROS 21の水位センサーを追加すれば、その水が植物に利用可能かどうか、どこに移動するかを知ることができます。さらに、マトリックポテンシャルは水分量とは異なり、土壌の種類に依存しないので、異なるサイト間で水分を比較することができます。しかも、TEROS 21は驚くほどリーズナブルな価格で、回路を改良し、マイクロプロセッサーをより堅牢にし、測定範囲を拡大した新Gen2バージョンです。飽和状態から空気乾燥状態まで(0~10万kPa)測定できる、世界初のフルレンジ水ポテンシャルセンサーです。
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