先駆的な新理論や最先端研究には、土に対する高度な理解が必要です。確かに、土の挙動を理解するために、自分で複雑な装置をいくつも組み立てることはできます。しかし、専任の大学院生がいても、その作業は困難です。そこで必要なのが、高度な情報を提供する自動計測器です。
粘土の挙動、比表面積、収縮膨潤容量、陽イオン交換容量などの複雑な土壌問題を理解したい場合、VAPOR SORPTION ANALYZER(VS)は、最もシンプルで正確な選択肢です。VSは、試料の水ポテンシャルと含水率を同時に、一定間隔で正確に測定することにより、乾燥領域(-10~-475MPa)における土壌水特性曲線作成の全工程を自動化します。乾燥域の土壌について、これほど詳細な情報を提供する測定器は他にありません。
VSAは、他の機器では不可能な詳細な計測を可能にします。つまり、土壌を粒子レベルで調査し、その化学的構成や、土壌の層がどのように水分を吸収し、乾燥すると水分を失うかを調べることができるのです。VSAは湿潤曲線と乾燥曲線の両方を分析するため、乾燥した土壌のヒステリシスを初めて見ることができます。この曲線間の面積は、分子レベルで粘土層への水の浸入を示すため、重要な情報です。
VSAは、動的露点等温曲線(DDI)と動的蒸気収着曲線(DVS)の両方の土壌水分特性曲線を生成します。
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