カーディオイドプレーンマイクKEM 975は、周波数に依存しない極性パターンを持つラインアレイマイクシステムで、水平面ではカーディオイドマイクの特徴を、垂直面では約30度の動作角を持つ指向性マイクの特徴を持っています。
このポーラーパターンは、捕捉する音源が空間的に広い場合やその中を動き回る場合、また同時に他の方向から来る音を抑制したい場合に適応されます。
妨害音や、天井、テーブル、床面などの反射音も除去することができます。その指向性により、幅の広い音源や奥行き、移動する音の録音に使用することができます。 完全なアナログ信号処理のため、信号の遅延がありません。
デルタカプセル
約800Hz以下では、マイクの長さにより垂直面におけるクラブ型の指向性を維持できなくなり、周波数が下がるにつれてカーディオイド型の指向性に近づいていきます。
オプションのデルタカプセル(放送技術研究所と共同開発)を使用すると、一番外側の2つのカプセルと合わせて正三角形を形成するこの周波数帯域での指向性・指向性が高まります。
これにより、100Hzまでの全帯域で周波数一定の指向性指数を実現しました。その結果、低周波信号部分を含む音源の空間的な分離が良くなり、録音された信号の周波数帯域に一貫した広がりが生まれ、特に音楽録音に有利になります。
ビデオ会議用やスピーカー用マイクとして、Deltaカプセルなしで使用することも可能です。
---