ゆるみ防止のためのワッシャーの原理
ゆるみ防止用ワッシャーは、内側にくさび形のカムを設け、ラジアルリブを設けています。
外側にあります。このワッシャーは2個で1組になっています。
カム角(α)は、ねじのリード角(β)よりも大きく設定されています。
ボルトを緩めようとする力が作用すると、一方のワッシャーのカムがもう一方のワッシャーのカムを押し上げて離れていきますが、くさび効果により、ねじピッチ以上にワッシャーが離れることはありません。
正しく取り付けるには
ワッシャーは2個1組で、接着剤が塗布済みの状態でお届けします。
再使用する前に、盛り上がった部分が潰れていないか、割れていないかを確認してから、右図の正しい取り付け方法で使用してください。その後、右図のような正しい取り付け方法でご使用ください。
他のワッシャー等は取り外してからご使用ください。
繰り返し使用する場合の注意事項
NLDPは繰り返し使用できますが、その際は必ず潤滑油を使用してください。
許容温度範囲
NLDP の最高許容温度は 200℃です。
それ以上の温度では使用しないでください。
振動試験結果のグラフ(参考
試験機です。ヤンカー式振動試験機
緩み防止ワッシャーを使用しています。NLDP8
振幅:±0.5mm
使用ボルトM8(強度クラス12.9
周波数:40Hz
クランプ材を使用しています。S20C(28HRC)相当
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