ELCOMAT® direct Nは、オートコリメーションセンサーとソフトウェアELCOdirectで構成されています。ELCOdirectはMicrosoft® Windowsと現行のPC、ラップトップまたはノートブックで使用できます。オートコリメーションセンサーはUSBインターフェースでコンピュータに接続されます。Microsoft® Windowsのダイナミックリンクライブラリ(DLL)、オートコリメーション機能がソフトウェアELCOdirectに含まれています。
ELCOMAT® direct Nは、主に光学製造での使用を目的としています。特に以下の測定に適しています:
- 小さな角度の測定
- 高精度角度調整と校正
- 組立の自動化
- ウェッジとプリズムの角度測定
- 角度位置モニタリング
また、すべてのELCOMAT®測定器の技術概要表を使用して、お客様の測定タスクに最適なELCOMAT® N製品を選択してください。
測定原理
まず、レチクルの像がレンズを通して無限遠に結像されます(平行光線)。これは、光ビームが光軸に平行であることを意味します。光ビームが非常に高い表面品質(< λ/10)を持つ平面ミラーで反射されると、レンズはレチクルの像をCCDセンサーに結像させます。ミラーの傾きは、反射されたレチクル像とELCOMAT®ダイレクトNシステムの光軸とのずれから直接求めることができます。
測定範囲と距離
各オートコリメーターの測定範囲は、オートコリメーターと反射鏡の間のある距離までは一定で、その後、ケラレのため測定距離が長くなるにつれて減少します。
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