産業用SPEコネクターおよびケーブルアセンブリーは、T1産業用インターフェースとシングルツイストペアケーブルの標準です。イーサネット接続を簡単かつ手頃な価格にし、小型化/微細化し、クラウドからデバイスやセンサーへのデータ伝送を可能にします。
データの高速化
シングルペアイーサネットを導入すると、わずか2本の結線によるデータのイーサネット伝送と、PoDLによる端子への最大50Wまでの同時給電を行えるようになります。イーサネットインターフェースをシンプルなセンサー、カメラ、読み取り/IDデバイスなどの機器と統合できることで、産業とIIoT統合を実現できます。
エンドツーエンドのTCP/IP通信
T1 SPE接続が規格化されることで、現場レベルでのスマートテクノロジーが実現し、パラメータの設定や初期化、プログラミングが簡素化されます。その結果、機器のセットアップ、運用、メンテナンスが効率的になり、費用対効果が良くなります。
組立済みケーブルアセンブリー:
プラグアンドプレイ接続で実装時間を短縮。電源ケーブルアセンブリーおよび工具への投資が不要に。ケーブルテストが不要に。
ケーブルアセンブリーで使用されるのはサイズが26 AWGと22 AWGという小さな寸法のツイストペア1本のみ:
小型化/微細化を促進。小型でフレキシブルなケーブルアセンブリーの配線が容易になります。重量およびコストの削減。
接点2つとシールド付きのスルーホールジャック:
電線対基板接続の実装が容易。シールドで信号品位性能を確保。
ハロゲンフリー、耐油性、難燃性を備え、購入してそのまま使えるケーブルアセンブリー:
過酷な産業環境にも対応。
エンドツーエンドのTCP/IP通信:
機器のバリアフリー接続、センサー/アクチュエーター技術に対応。
ケーブルアセンブリーにより、わずか2本の結線によるデータのイーサネット伝送と、PoDLによる端子への最大50Wまでの同時給電が可能に:
データ伝送を高速化。
IP20等級のプラグ、ジャック、ケーブルアセンブリー
12.00mmまでの大きさの物体からの保護、耐接触性能。
概要
これまで、高速データ伝送を実現するには、高速イーサネット(100MB)の場合はツインワイヤ2本、ギガビットイーサネットの場合はツインワイヤ4本が必要でした。モレックスのT1 SPEコネクターシステムとケーブルアセンブリーにより、わずか2本の結線によるデータのイーサネット伝送と、パワーオーバーデータライン(PoDL)による端子への最大50Wの同時給電が可能になります。
メーカーのその生産設備の運用に、モノのインターネット(IoT)や産業用モノのインターネット(IIoT)への依存を高めています。IIoTのメリットを最適化するためには、現場からクラウドまでのセンサー/アクチュエーターを統合するための費用効果が高く信頼性の高い方法が不可欠です。このため、ネットワークに対する継続的で将来を見据えた考え方が必要になります。モレックスのT1 SPEコネクターシステムおよびケーブルアセンブリーにより、エンドツーエンドのIP通信を使って、機器やセンサー/アクチュエーターテクノロジー、その他多くのものをバリアフリーで接続できます。
工場フロアでのスマート機器の使用の増加に伴いIIoTに必要なセンサーなどのデバイスも小型化しており、このため、ケーブルやインターフェースのサイズも小さくする必要があります。また、産業現場におけるスマートデバイスやセンサーの普及は、ケーブルの管理が難しくなることを意味します。モレックスのT1 SPEケーブルアセンブリーは、26 AWG(T1 SPE IP20)および22 AWG(M12 T1 SPE IP65/67)の大きさのツイストペア1本を使用するだけです。