脱ワックス炉はセラミック品の脱ワックスとその後のか燃処理のための専用炉です。電気加熱方式の機種は、引火点以下でワックスを溶解します。炉床面には加熱された流出部が、中心に向けて漏斗状態に配備されています。装入物を水平に保持するために、ステンレス製のグリルプレートがセットされます。このプレートは取り出して洗浄可能です。炉の下側に密閉型で引出し型のステンレス容器が取り付けられ、流れ落ちたワックスの受皿になっています。溶解プロセス終了後、炉は再度加熱され、ワークをカ焼します。
• 大開きドアを装備したチャンバー炉
• セラミック製サポートチューブに取り付けられた自由放射型の発熱体による多面的加熱
• 流出ワックスの固化を確実に回避するため、炉室底面の流出部を独立制御で最高温度 200 に加温。流出部の閉塞を防護するため、ワックス流出温度到達後に炉の加熱を開始
• 充填物の水平を保持するため、ステンレス製の炉床面にグリルプレートをセット
• セルフサポート型で堅牢なアーチ状レンガ積み炉天井
• 炉天井に排気接続用フィッティングを装備
• 空気交換を確保する空気流入用開口部
• 二重壁構造の炉ケーシングにより、炉外温度が低い
• 取外し可能な架台を製品内容に含む (N 440 以降は固定型架台)
• ワックス引火点以下にのみ設定可能な第一の手動設定可能な過昇温計で、溶解中のワックスの引火を回避。脱ワックス時間は運用サイドで事前設定。第一の手動設定可能な過昇温計は設定時間終了後にオフになり、焼結プロセスが続行
• 炉および製品を保護するための調節可能な停止温度のある過昇温計
• 操作説明書の枠内における規定どおりの使用
• ナーバサーム・コントローラー用NTLog Basic、プロセスデータをUSBスティックに記録