CFRPの穴あけに最適
CFRPは炭素繊維をプラスチックで浸透硬化させて成形した複合材料です。
耐摩耗性、耐熱性、熱伸縮性、耐酸化などに優れ、鉄やアルミなどの金属に比べ、同じ強度・剛性であっても、より軽量化できるという特長を持つことから航空機材料に用いられています。
しかし、以下のような問題点もあります。
炭素繊維の硬度が高い
樹脂強度が低いため層間はく離しやすい
樹脂耐熱温度は200℃であり、切削熱を上げられない
クリスタルダイヤコートドリルは、切れ味良好な刃先形状と結晶性を高めたダイヤモンドコーティングを施すことにより、切削抵抗を抑制し、耐摩耗性を高めることで、難加工材の工具寿命を高めることができます。
切削抵抗が少ない刃先形状
切れ味に優れた刃先形状により炭素繊維を切断
切削抵抗が小さく、CFRPのデラミネーション・切り残しを抑制
結晶性を高めたクリスタルダイヤコート
新開発のクリスタルダイヤコートは、結晶性を高め、耐摩耗性を向上し長寿命を実現
CFRPの加工比較
穴加工寿命比較
層間はく離(0.5mm)までの寿命穴数
磨耗比較
NACHI 1120穴 他社350穴の磨耗。