デュアルLANとプリインストール済みDebianを搭載するTI Sitara™ AM3352 ARMベースの産業用IoTゲートウェイ
+ Debianをプリインストールした産業グレードのARMベースシステム
+ Verizonネットワークでの稼働認証済み
+ 現場に適した絶縁DI/OとRS-232/422/485
+ 10~25V広範囲DC入力と802.3at PoE+ PD
+ 堅牢、-25℃~60℃広い温度範囲でファンレス動作
Texas InstrumentのSitara AM335xシリーズに属するAM3352を搭載したNeousysのIGT-30シリーズは、産業用モノのインターネット(IIoT)ゲートウェイとインダストリー4.0アプリケーションを対象とするARMベースのボックスPCです。あらゆる産業用アプリケーションの要求に従い、IGT-30シリーズはDebianをプリインストールされ、CE/FCC、耐衝撃性と耐振動性などの標準的な産業認証に準拠して出荷されます。10~25 VDCの電源入力範囲、-25℃~70℃の広範囲動作温度に対応しており、IGT-30は過酷な産業条件においても稼働を保ちます。
IGT-30シリーズはPoEパワードデバイス(PD)モードをサポートし、PoE給電装置(PSE)からLANケーブル経由で電源を受け取り、同時に同じケーブルでデータ転送も行えます。IGT-30シリーズは各種の産業グレードセンサーに対応可能なI/Oを備えています。USB2.0ポート1台、10/100M LANポート2台、設定可能なCOMポート(RS-232/422/485)1台、オプションのCAN busポートを備えます。紹介したポート以外にも、8台の独立デジタル入力チャンネルが搭載され、各種センサーやボタン/スイッチからの信号を個別に受信できます。2つの独立デジタル出力チャンネルも装備され、アクチュエーターやインジケーターを制御できます。
通信機能の面では、IGT-30シリーズはmini PCIeスロットとUSIMホルダーを採用し、3G、4G、WiFi(mini PCIe WiFiモジュール)を通じて取得データとシステムステータスを転送できます。IGT-30シリーズの上面にはワイヤレスモジュールのSMAコネクタを取り付けるための開口部が設けられています。ストレージ面では、IGT-30シリーズはデュアルmicroSDHCスロットを備えています(1x内部、1x外部)。この設計により、システム/ユーザーデータを分離し、量産用にOS実装を素早く行えます。IGT-30シリーズは6個のLEDインジケータと2つの機能ボタンをIGT-20から継承しており、ユーザーがプログラム可能です。機能ボタンを使用してIGT-30シリーズを制御することもでき、キーボードやマウスなどの外部入力デバイスが不要です。