403 Aëolos Quadro 四重極型質量分析計は、ガス、特に熱分析の揮発性分解生成物のルーチン分析に適した、加熱キャピラリーインレットシステムを備えた新しいコンパクトな質量分析計です。このシステムは示差走査熱量計(DSC)、熱重量分析計(TGA)、ディラトメーター(DIL)とのカップリングに最適化されています。ソフトウェアはユニークで、測定と解析のための完全統合型MSソフトウェアです。
キャピラリーカップリングによるガスフロー条件の最適化
シングルステップの圧力低減
300℃(オプションで350℃)の均一な温度により、ガスの移送経路全体におけるコールドスポットの最小化
QMSへの石英ガラスキャピラリー入口の取り扱いを容易にし、正確な調整を可能にするヒートチャンバー
柔軟性があり、標準的な熱分析測定のほか、TGA、MS(GC-MS)およびMS-FT-IRの同時測定が可能
高感度(μgレンジで検出可能な質量損失)を維持しながら、非常に堅牢でサービスにも優れています。
湿度雰囲気下でのTGA-MS測定が可能
プレフィルター付き双曲線四重極システムにより、高質量領域での透過率の向上と低質量領域(H2、Heなど)での感度の向上を実現
高ダイナミックレンジと長寿命を実現するディスクリートダイノードとファラデーカップ内蔵のSEM
MSおよび熱分析データの3D表示
Proteus®ソフトウェアによる操作とデータ評価
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