Tsunami超短パルスチタンサファイア発振器シリーズは、比類のない柔軟性と機能を提供します。Tsunamiシリーズの再生モードロックメカニズムは、摂動中のキャビティであってもトランスフォームリミットのパルスを維持し、短いフェムト秒パルスから非常に長いピコ秒パルスまで、幅広い波長をカバーすることを可能にしました。
• 高性能オプティクス(HPモデル)により、非常に広いチューニング範囲
• 337kWを超えるピーク出力で、非線形光学プロセスを効率的に駆動
• 再生モードロック方式により、長期安定性を提供
• 100psを超えるロングパルスが可能
• 超高速分光法
• 深浸透多光子イメージング
• マイクロマシニング
• 高エネルギー増幅器のシードソース
• 高次高調波発生
• 超高速組織アブレーション
Tsunamiの優れたプリズム分散補償のデザインは、トランスフォームリミットを可能にします。l-trackにより波長可変時のビーム位置安定性を向上します。優れた分散補償機構とフェムト秒パルス動作時の波長選択用のスリットの組み合わせで60fsec以下~900fsec以上の広いパルス幅を調整することができます。また、GTIを使用することにより容易に2psec以下~100psec以上のピコ秒モードへの切替が可能です。
柔軟性
Tsunamiシリーズには、同じプラットフォームでフェムト秒とピコ秒の両方のパルスを使用できる柔軟性を持った3960シリーズ、フェムト秒のみのバージョン3941、ピコ秒のみの3950シリーズがあります。 Tsunamiシリーズは、5、10、または15 W出力のMillennia eVで励起できるため、研究者がそれぞれの実験に必要なエネルギーに合わせて選ぶことができます。
Lock-to-Clock
Tsunamiのレーザーパルスは、アクティブにレーザーキャビティを安定化させることのできるオプションのLok-to-Clockを使用して、他のレーザーやその他の実験機器と同期をとることができます。また、このLok-to-Clockのエレクトロニクスは、他のレーザーから得られるリファレンスパルスによりTsunamiをスレーブレーザーとして使用できる高速入力も備えています。
超短パルス幅
Tsunamiは、高性能な光学系によりパルス幅30fsec以下、バンド幅65nm以上を可能にしたレーザーです。Millennia eV 10Wで励起することによりTsunami 3941-30-X1Sは、ピーク出力350kW以上、平均出力800mW以上を実現します。
拡張
Spectra-Physicsの高調波発生器や光学パラメトリック発振器Inspire OPOと組み合わせることにより、210 nm〜5μmの広い波長帯域をカバーすることができます。パルスピッキングは、要求の厳しい蛍光寿命アプリケーションに十分なパルスエネルギーを提供しながら、シングルショットから8 MHzまでの繰返しレートの柔軟性を提供できます。