ハッチ型UHFセンサー
電力用変圧器内部の部分放電を測定する
UHT1は、UVS610センサ用の排油弁を持たない、油紙絶縁変圧器のタンク内の部分放電(PD)を検出するためのハッチ型UHFセンサです。変圧器のタンク表面に恒久的に設置され、電磁波を透過する油密な誘電体窓を提供します。UHT1センサーは超高周波(UHF)帯のPDを測定するため、高圧線上のコロナなどの外部ノイズを抑制することができます。
音響PD測定のトリガー
また、センサーの電磁波測定は、PDローカライズに使用される音響PD測定のトリガーとして使用することができます。変圧器に設置するUHT1センサーの配置や個数は、測定用途によって異なります。 複数のUHT1センサを設置することで、PDの検出感度を大幅に向上させることができます。
主な特徴
- 電力用変圧器のタンク表面に常設できるように設計されています。
- 電磁波を透過するオイルタイトな誘電体窓を形成する
- 電源トランス内部からのPD信号をUHF帯でデカップリングします。
- コロナなどの外来ノイズを抑制することができます。
- 音響PD測定のトリガーソースとしても使用可能です。
応用例
- オイルフランジのないオイルペーパー絶縁の電力変圧器内部でのPD検出
- PDローカライゼーションに使用される音響PD測定のトリガー。
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