Oracle Multitenantを使用すると、Oracle Databaseをコンテナ・データベース(CDB)として機能させることができます。CDBは、複数のプラガブル・データベース(PDB)、スキーマ、スキーマ・オブジェクト、および非スキーマ・オブジェクトのポータブル・コレクションを統合します。オンプレミスでもクラウドでも、Oracle Multitenantを使用すると、アプリケーションは自己完結型のPDBで変更されずに実行され、リソースの使用率、管理、および全体的なセキュリティが向上します。
迅速なクローン作成とプロビジョニング
ローカル・クローンとリモート・クローン
データベース管理者は、ソースを中断することなく、プラガブル・データベースをローカルで、またはネットワーク経由でクローンとしてプロビジョニングすることによって時間を節約します。
スナップショット・クローン
開発およびテスト環境用のソース・プラガブル・データベースの完全なデータ・セット・コピーをミラーリングする、ストレージ効率の高いプラガブル・データベースを数秒で作成します。
更新可能なPDB
定期的に増分トランザクションを追加することにより、生産データベースの最新のコピーを維持します。
多数を1つとして管理
データベースの統合
Oracle Exadataのコンテナ・データベースあたり最大4,096(4k)のプラガブル・データベース、Oracle Cloud、およびその他のプラットフォームのコンテナ・データベースあたり252のプラガブル・データベースをサポートすることで、大規模な統合を実現し、IT部門のコストを削減します。
生産性の向上
パッチ適用、バックアップ、構成、およびアップグレードを一元的に実行することにより、データベース管理者の生産性を向上させます。
きめ細かい制御の維持
ITチームは、個々のプラガブル・データベース・レベルでポイントインタイム・リカバリ(PITR)を実行するなど、必要に応じてきめ細かい制御を維持します。