航空、エネルギー、海洋分野のいずれにおいても、エンジン、タービン、コンプレッサーなどの製品を適格に評価するためには、大規模な振動試験が不可欠です。これらのテストスタンドは、しばしば100以上の測定チャンネルをカバーします。
これらの試験は高価で、何度も繰り返すことはできず、取得したデータは確実で信頼できるものでなければなりません。
OROSの計測器は、35年以上にわたり、その非常に高い計測性能が認められてきました。リアルタイム分析を保証するDSPを内蔵しています。2チャンネルから32チャンネルまで、カスケード接続でチャンネル数を増やすことができ、大規模なデータ処理が可能です。
アナライザーは、複数のセンサータイプと物理量からデータを取得するように設計されています。振動測定には加速度計や近接プローブ、速度測定には動圧センサー、タコメーター、温度センサー、ひずみゲージなどを接続できます。使用する機器の数を制限するために、OROSは統合型シグナルコンディショナ(ICP、TEDS、ブリッジ、熱電対)を提供しています。接続を最適化するため、システムは19″ラックにマウントできます。
メインステーション1台で測定を制御し、マルチスクリーン・ディスプレイで各パラメータと瞬時結果をモニターします。表示設定は完全にカスタマイズ可能で、測定中いつでも変更できます。
計測器は確実なデータ収集に不可欠な要素ですが、後処理に利用できる解析ツールやテクニックも重要な鍵となります。OROSは、従来の時間領域と周波数領域の解析に加えて、最適化された角度リサンプリングアルゴリズムに基づく次数解析ソリューションを提供します。
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