最大22Tまでの冷媒式超電導マグネットシステム
特長
• 液体窒素ジャケットを備えた低損失デュワーを備え、ヘリウムの散逸が少なく持続的な動作に最適。
• ラムダ冷凍機内蔵により、マグネットを2.2Kまで冷却し、さらに高磁場を利用可能。
• 当社の可変温度インサート(VTI)と互換性があり、1.5K~300Kの動作が可能。
• 当社の³He冷凍機や希釈冷凍機に対応し10mK以下の温度を実現可能
オプション / アクセサリー
• 補正コイルを使用することで、コイル端での磁場低下率を抑え、中心部の高い磁場均一性を利用可能。
• シムコイルは残留磁場の勾配を除去するために使用され、基本的な磁場分布の補正を行うためにメインコイルと直列に配線される(「直列シム」)か、より細かい調整を行うために独立して配線される(ISS10シム電源を備えた「独立シム」)を選択可能。
• 変調コイルとグラジエントコイルは、マグネットのボアに取り付けて、変調(通常は正弦波の交流)された磁場やサンプル空間に磁場の傾斜を与えることが可能。1つのコイルで両方のオプションを提供し、別の電流リード線で電源を供給。
• キャンセルコイルは、希釈冷凍機システムでよく使われており、磁石の上下に取り付けることで、磁場の中心に近い低磁場領域を作ることが可能。
その他のマグネットオプション、ベクターローテート、スプリットペアなどもご用意しておりますので、特注システムページをご覧いただくか、詳細をお問い合わせください。
MercuryiPSは、インテリジェントなマグネット電源システムです。NMR、高磁場、ビームライン、ベクターローテートマグネットシステムなど、さまざまな超電導マグネットの自動制御が可能です。MercuryiPSは、クエンチ保護機能を搭載した両極、高安定、4象限の電源です。また、出力電流のドリフトを防ぐために、メインの出力測定抵抗の温度制御を行っています。MercuryiPSは、TCP/IP、USB、RS232、またはオプションのGPIBを介したリモートコマンドで制御することが可能です。
MercuryiTCは、汎用性の高い極低温環境コントローラです。基本構成に標準的な極低温センサー(酸化ルテニウム、サーノックス、シリコンダイオード、プラチナ熱電対、RhFe)をサポートする1チャンネルの高分解能(24ビット)温度測定回路を備えています。定電圧モードでは、負温度センサー(NTC)を用いて、250 mK以下の信頼性の高い正確な温度測定が可能です。ベースユニットでは、最大80ワット(40V、2A)のヒーター出力を1つのPIDループ構成で制御可能です。